午前4時から今の今まで、ほとんどまる24時間、
ペドロ・アルモドバルの
ボルベール を観ていた。
字幕で観て、吹き替えで観て、字幕で観て、と繰り返し。
吹き替えは、画面に集中できるからいいね。
この映画を面白くないと思った人は、多分1回しか観てない人だと思うな。
それか、ストーリーだけを追った人。
主演は、ペネロペ・クルース。
彼女は13歳の時に『アタメ』を観て感動したという。
モヒートのミントを嗅ぐペネロペ。(アルモドバルの撮った写真)
映画の瞬間瞬間がアートの宝箱。
たまりません。
エンディングのスクロールを観るだけでも、美しくて身動きできなくなっちゃう。
ペネロペの放尿シーンも、それがまた美しいんだ。(アルモドバルにはつき物なんだけど)
カンヌ映画祭ではこの映画に出演した女優5人全員に最優秀女優賞が贈られた。
授賞式前の写真撮影会には、ペネロペとアルモドバル2人が臨んだんだけど、アメリカ人カメラマンがペネロペだけの写真が欲しいらしく、アルモドバルに「離れろお前なんかあっちへ行ってろ」と怒鳴ってた。
馬鹿だね、相も変わらずアメリカ人は。