札幌HABANAで今までもっともかかったCDは、ぼくの編集したPAULO BEST。
聴けば聴くほどはまっていく、飽きがこない。
曲、アレンジ、歌、この三拍子が究極。
Pauloを最初に見たのが、92年HOTEL CAPRIのSALON ROJOで。
(その時横でマラカスを振ってたのがアルベルト・ロマイだよ)
当時のPauloはアフロヘアーで、ラップをとりいれたサルサを演っていた。
その後何度か見て、最後に見たのが6年前HOTEL RIVIERAのCOPA ROOMで。
膨大な資料を手渡され、日本でコンサートを頼むといわれた。
しかしそのときのコンサート内容はあまり面白なく、随分とがっかりした記憶がある。
今回大した期待もせずにCASA DE LA MUSICA(GALIANO)へ行った。
会場はキューバ人女性のファンでいっぱい。
決してヒネテーラじゃないよ。
中には写メってる娘もいたりする。
交通事故で重傷を負い、死にかけていたらしい。
生き返ったPAULOは違った。
ありえない位にすごいライブだった。
最後のサルサ。
そう思った。
これからもサルサは細々とは続いて行くだろうけど、時代的には終焉を迎えている。
これ以上のサルサにはもう出会えないだろうな。
そう確信した。
よく言えば最新のスタイルのサルサ。
悪く言えばレゲトンを交えた生き残りサルサ。
でもとにかく心を打った。
泣きながらファインダーを覗いていた。
2007年3月17日